朝起きて歯を磨くことや、汗をかいたらシャワーを浴びることと同じように、
「無意識」に近い状態で勉強に向かうことが出来れば理想ですよね。
「よし、これから勉強しよう!」
と思ってから30分くらいYouTubeを見て、
今度は机の整理が始まり、そろそろやるかなと思ったらまたYouTubeを見始める・・・
「やりたくない」という感情に逆らって、嫌な作業に取り組む事は人間にとっては苦痛で、
その回避行動として「頭を使わなくて済む別の楽な作業」に向かうというメカニズムがあるのだと思います。
ではなぜ「やりたくない」と思ってしまうのか?
「良い学校に合格するために頑張りたい!」という気持ちはあるけど、
いざ勉強に向かおうとするとなかなか集中して取り組めていないという子供が、
実は全受験生の半分以上なのでは?と感じています。
生活の中で勉強の立ち位置が大袈裟なイベントになってしまうと、
「辛くて辛くて仕方のない苦行」という認識になってしまうのではないでしょうか。
最も良いのは「勉強を習慣化」する事でしょう。
最初に書いた通り半分「無意識」のまま自然と勉強の場所に向かい、
心も穏やかに勉強に入る事が出来れば、高い成果を生み出す勉強になるはずです。
私が考える習慣化するためのポイントは
「好きな事/快に感じる事と結びつける」
事ではないかと考えています。
勉強を単体で捉えるのではなく、生活の文脈の中での自然な流れとして、
その人(子)に合ったリズムに上手く噛み合わせてあげる事が重要なのだと思います。
例えばチョコレートが大好きな子であれば、
勉強が始まるスイッチとして美味しいチョコレートを2つ食べて (1つじゃなくて2つというのがポイントで、ギブ&テイクの発想で「こんな美味しいもの食べたんだからがんばらなきゃ!」という気持ちが生まれるはず)、
良いエネルギーと良い気分のまま勉強に入る事が出来るはずです。
または、あえてYouTubeで好きなYouTuberの動画を10分見てから勉強を始めることにして、
動画の後半では頭の中で「今日は何の勉強しようかな〜?」とプランを考える事で、
切り替えを上手にする技も身についていくはずです。
自分の好きな事、気持ちが良いと感じる事と結びついた勉強であれば習慣化しやすいのです。
そのインセンティブが、自分から考えた事であればより一層強く習慣化していくでしょう。
ちなみに私は、仕事の作業を始める前に必ず30分の読書をしています。
私は読書をすることに快を感じるので、半年前にフリーランスになってから仕事を始める前のルーティンとして自分に定着化させました。
程よく集中力が高まった状態を作れる上に、多少の知識を得られますので(たまにハズレ本を引いてしまいますが。。。)、仕事を習慣化させるための丁度良い時間なのです。
時間だけで区切るのは実は無理があるような気がしていて、
突然「今から勉強!」と言われてもその子のリズムに反していると思うのです。
お子さんの行動のリズムを注意深く観察してあげる事で、お父さんお母さんからの適切な声かけのタイミングも測っていけるのではないでしょうか。
大切なのは習慣化を強制せず、自発的に生活ルーティンを構築出来るよう見守っていく事です。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました!
1人でも読者の方がいる限り書き続けます!
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