中学受験において最も重要な要素とされているのが、
「自分で考える力」
「思考力」
「想像力」
といった主体的な思考であり、受動的な姿勢の子供は伸び悩むとされています。
私もこの意見はその通りだと感じており、単純な精神論だけでは乗り切れない戦いが中学受験だと思います。
さて、「自分で考える」とはどういうことでしょうか?
私は「前提となる絶対的な知識に立脚した想像」だと思っています。
まずは教科書レベルの基本的な知識と、「間違いのない事実」を確実に習得する事が大切で、いきなり算数の難問に立ち向かってしまうと「出来ない感」や「挫折感」を最初から味ってしまう事になります。
その単元の概念レベルの絶対的知識を身に付けておくことで、
自信を持って難問に立ち向かっていく事が出来るはずです。
イメージとしては、基本的な知識は「安心できる家」で、
応用問題や過去問は「闘うフィールド」といった形でしょうか。
余計な心配をせずに、自信を持って難問に取り組んでいくためには、
やはり「絶対的な知識」を完璧に身に付ける事が必須です。
「自分で考える」という事は、ゼロから自分の力だけでやるという事ではなく、
まずは「正しい事」「間違いのない事実」を吸収した上で、
「適切な判断力」や「精度の高い想像力」を発揮する事だと思います。
ここで難しいのは、子供たちは「先生の言うことだけ聞いておけば大丈夫!」と勘違いしてしまうこともあるということです。
人に頼り過ぎてしまう子もいれば、何とか自分で解決しようと頑張る子もいるのが受験の世界ですが、私の印象としてはどちらが正しいという事ではなく、
「素直に親や先生の話を聞きつつ、自分なりの考え方を構築出来る」
事がベターなのかなという気がしています。
次回は、「じゃあ親はどうすれば良いの?」という疑問にお役に立てるよう、具体的な方法論について書きたいと思います。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました!
1人でも読者の方がいる限り書き続けます!
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