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16年前の受験当日


受験の当日を想像したことはありますか?


今一生懸命頑張っている全ての受験生に、必ずやってくる本番の日です。

緊張や不安などの気持ちに押しつぶされてしまう人もいるのでは無いでしょうか?

逆に、自信満々でむしろ楽しんで本番を迎えることができる人もいるでしょう。



今回は私自身の中学受験当日のエピソードをお話ししたいと思います!



私は茨城県の水戸市にある、茨城大学教育学部附属中学校を第一志望として受験しました。


受験の当日のことは今でもはっきり覚えています。



実は当日の朝、私は3つの災難に見舞われていたのです・・・




・災難1 壁にかけてある時計が・・・


いつもより少し早めに朝ごはんを家族みんなで食べていました。

特に緊張や特別な話をすることなく、両親は普段通りでいてくれました。


静かにテレビを見ながらパンをパクパク食べていると、、、



「ガシャン!パリンっ!!」



リビングに響き渡る何かが割れた音。


なんと、リビングの壁にかけてある時計が落ちてしまったのです。



「落ちる・・・」



受験生にとって「落ちる」という言葉は絶対に禁句で、

直前の数ヶ月はこの言葉に家族みんながやたら敏感になっていたところでした。


しかも試験会場に向けて出発する直前です!笑


時計が落ちた瞬間、父も母も必死で無表情を装い、

何事もなかったかのように振舞っていたと思います。


そして父が一言、


「うん、大丈夫だから^^」



いや、逆に不安が増幅しますでしょその言い方はw


と、心の中でつぶやいていた記憶があります。



余計な不安を与えないためにも、何か部屋の壁にかけてある場合は、

本番の数ヶ月前からしっかり壁にかけてあることを確認することをオススメします。





・災難2 スリッパを・・・


はい、スリッパを忘れました笑



気づいたのは下駄箱で靴を脱いだところで、


「あ・・・・やってしまった・・」


と思った記憶があります。



しかし、ここで私の強みであるのんきさが発揮され、


「まあ別にいいっか!🎶」


という謎の安心感を持って教室に向かったのです。(教室でもとんでもないことが起こるのですがそれは次の災難3で書いております。)



靴下で廊下を歩き、教室でも1人靴下でいるとやはり目立ちます。



他の受験生から、


「えっ、なんだっぺこの人はー?」

「間違って受験しちまったんだっぺー」


的な目をされたことをよく覚えています。



試験開始の少し前、試験官の先生が、


「たっちー君、お母さんが来ていますよ」



えー!スリッパくらいで来なくていいのにー!恥ずかしい!


と、思いながら門のところまで行ったら、

母がスリッパ片手に学校の門のところにいる警備員さんと笑顔で話していました。


「この状況でなんで笑顔なんだ・・・」



母が、


「これスリッパ忘れてたよー、はい、じゃあ頑張ってね!」


と言ってくれたので、特に不安になることなく試験を迎えることができました。



後から聞きましたが、この時は本当にスリッパを家に忘れていて、

それに気づいた父と母が慌てて近くのお店でスリッパを買って届けてくれたそうです。



この時、母はスリッパを届けるかどうするかかなり迷ったそうで、

私が受験した学校は面接もあったので学力試験以外の部分も評価の対象です。


スリッパを忘れてお母さんに届けてもらうこと自体が評価にマイナスに影響するのではないかということで、学校の門の前でウロウロしていたようです。


すると警備員さんが声をかけてくれて、


「多分まだ大丈夫ですよー、先生に伝えましょうか?」


と言ってくださったそうです。



母には感謝ですが、確かに当日にこのような不測の事態が起きた時、

対応によって合否に影響があるのではないかと悩むところでしょう。



こんな事にならないように、本番の前日にしっかり持ち物が全て揃っていることを確認しておくことをオススメします。





・災難3 教室を・・・


私はボーッとしたところがあったので、あまりキビキビとしっかりしているタイプではありませんでした。

のんきというか楽観的というか、のんびりした受験生だったと思います。


会場に着いて受験票に記載されている教室に入り、

特に参考書などは読まずに外や周りの生徒をボーッと眺めていたと思います(いつも生徒さんには試験が始まる10秒前まで参考書を読むように言ってるのに自分はやってませんでしたね笑)。


すると、私の座っている机に1人の受験生がやって来て、


他の受験生「あれぇ、こごさぼぐん席なんでねぇですか?」

※茨城弁です。こんなに訛ってはいませんでしたがw


たっちー「あ、あれ?あら?」


焦りに焦り、慌てて受験票を見てすぐに教室が間違っていることに気づき、

「すいません!」と言ってささっと教室を去って移動しました。


教室は静かなのでみんなこの様子を見ていますし、

恥ずかしいだけでなく試験官が見ていたら評価が下がってしまう可能性もあるので、

みなさん教室は間違えないように事前に確認しておくことをオススメします。



本番当日にこんな災難に見舞われながらも、何とか試験を終えることが出来ました。


みなさんはこんな災難が起きないよう、今のうちから本番当日の朝を想定しておいて欲しいと思います。



特別な日でみんな緊張する日なので、普段起きないようなことが必ず起こるのです。


そうならないように準備することはもちろんですが、

もし万が一不測の事態が起きても、焦らずに冷静に対処することが大切ですね!



最後までお読みいただき本当にありがとうございます(^^)


1人でも読者の方がいる限り記事を書き続けます!



それでは!

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